葉狩皮膚科

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うさぎの耳

Q03  冬場の皮膚のかさつき

冬になると肌がかさついて困ります。対処法を教えてください。

診断書

 空気が乾燥する冬場では皮膚も乾燥しやすくなります。
 皮膚の表面には角層というバリアがあり、乾燥を防ぎます。角層はケラチンの塊がレンガ塀のような構造をとり、表面には毛穴から分泌された油が膜になっています。レンガ(ケラチン)の間にはセラミドと天然保湿因子が入っています。皮膚の乾燥は、皮膚表面の油の膜、セラミド、天然保湿因子の三者により防がれています。この中で皮膚の水分を保持するのがセラミドであり、乾燥防御の中心的役割を担います。高齢者やアトピー素因を持つ人では、セラミドが減少しているため充分な水分を保持することができず、冬場に皮膚の乾燥が起きるわけです。
 皮膚の乾燥には保湿剤を使います。保湿剤には表面に油の膜を作るものと、水分保持を高めるものがあり、後者がよく使われています。入浴は皮膚の水分を一時的に増加させますが、この水分は急速に失われ、1時間もすると入浴前より乾燥してしまいます。したがって、入浴後すぐに保湿剤をつけて水分の喪失を防ぐのが効果的です。
 皮膚の乾燥が続いていると赤く湿疹になってくることがあります。保湿剤には炎症を治す力はありませんので、湿疹を起こしてくると適切な治療薬が必要になってきます。

葉狩皮膚科クリニック 院長 

葉狩良孝

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