葉狩皮膚科

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Q20  日光に凍る湿布かぶれ

日光に凍る湿布かぶれについて教えてください

診断書

湿布の成分が紫外線によりアレルギー物質に変化するため、かぶれを起こします

 日差しが強くなる春から夏にかけて、ときどき奇妙な湿疹(しっしん)を生じる方が来られます。それは湿布によるかぶれで、紫外線(日光)のあたった所に湿布の形で湿疹を起こしています。
 これらの方には共通の特徴があります。だいたいは小中学生くらいの子どもが、おじいさんやおばあさんの湿布薬を拝借して腕やすねに貼り、その後2週間ほどして湿布を貼ったところが赤くなってきます。
 この湿布の成分は貼られたととろに1カ月以上残留しており、紫外線を浴びるとアレルギー物質に変化します。
 そのため、湿布を貼った所に日光が当たり続けているうちに、もう湿布を貼っていないにもかかわらずかぶれを、起こす訳です。
 お年寄りは腰や肩など日に当たらないところにこの湿布薬を貼っていることが多いので、あまりこのかぶれは起こしません。一方、子どもは手首や足首を痛めることが多く、またクラブ活動などで日に当たることが非常に多いために、このかぶれを起こしやすくなります。
 実は、このようなことはこの湿布薬の袋の裏に注意書きとしてすべて書かれています。すなわち、貼ったところを紫外線に当てないこと、他の人にこの湿布薬を譲渡しないことです。やはり湿布薬といえども、医薬品の注意書きはよく読むことが大切です

葉狩皮膚科クリニック 院長 

葉狩良孝

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